2014年7月15日火曜日

「地獄絵」日本人の地獄観は千年前から続く

子どものしつけに「地獄」の絵本が人気のようですが、
大人が見る(読む)、地獄の本があります。


「別冊太陽 太陽の地図帖 地獄絵を旅する」 平凡社 発行

「地獄ものがたり」 真保亨 著  毎日新聞社 発行


三途の川を渡る、の図

馬に乗って渡るのは罪の軽い人。
竜のいる川を泳いで渡るのは当然、罪の重い人。


責苦のバリエーションが凄いのです。
良くこんなに考え付くな・・・と、想像力に感心します。

この絵は罪人を粉々に臼でついているところでしょう。

鬼(獄卒)が迫力満点で恐ろしい罰を与えているように見えますが、
実は罪人の罪そのものが、地獄で本人に還ってきているだけという、
自業自得の世界です。

悪いことすると、結局はブーメランのように
自分に還ってくるという。


地蔵菩薩が男女を救う、の図。
これは文字通り、救われます。


この方が地獄観念の生みの親といわれている、
恵心僧都源信さん

著書「往生要集」が広く読まれるにつれ、
地獄絵が盛んに描かれるようになったそうです。

末法思想が流布された時代、
末法を乗り切るために念仏に励むことで救われると説き、
同時に対比として地獄の恐怖を強烈に植えつけたのでしょう。



こちら、「九相図」
人間の死体が変化していく様子を9段階に描いた絵。

最初に生前の若く美しい女性(写真右上)を描き
対比させているのです。


鎌倉時代の作です。


これは、
実際に見て描かれたものですよね。

人間の死が常に隣にあったであろう時代の絵ですから。






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