2014年2月9日日曜日

「ヘンリー・ダーガー 非現実を生きる」読みました

表紙の絵に魅了されたのです。


「ヘンリー・ダーガー 非現実を生きる」
編著:小出由紀子   発行: 平凡社



約60年に渡り他人との接点をほとんど持たずに誰に見せることなく
1万5千ページに及ぶ物語とその挿絵300点を残したとされる、
アウトサイダー・アートの代表とされる人物なんだそうです。


こちらご本人。アメリカ人です。

「ダーガー」の発音も実は定かではないそうです。
掃除人などの仕事をしていたものの、プライベートな付き合いが皆無に等しかったため、
誰も正しい発音を知らないんだとか。

知的障害があるとみなされていたようですが、
調べてみるとそんなことはなかった、
ただ人と関わることが極端に少なかっただけだったとか。



正規のアートを学んだわけではなく、すべて自分流。


自分の創作が‘作品’であるという認識すらなかったそうです。


晩年、病気のため救貧院に移るためアパートを引き払った際、
アーティストである大家さんが大量の作品を発見し驚愕したとか。

大家さんが感性のある方でなければ、
陽の目をみることがなかったはずの作品群。

ヘンリー・ダーガー本人が部屋に残したものは捨ててくれ
と言ったそうですから。


価値を認め信じた大家さんが
2000年まで部屋をそのままに保存していたそうです。


作品は残酷な表現も多々あり、性別不明な表現が多いためか
20世紀アメリカン・アート最大の謎、なんていわれているようです。

‘謎’ということばには違和感を感じますが、
確かに表現しきれない魅力を感じます。




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2 件のコメント:

  1. 城下さま

     お久しぶりです!角田です。(喜三郎の図録の件でお世話になった)
    また嬉しくなって、コメントしました~。ヘンリー・ダーガー、私も興味があるのです。

    昨年、兵庫県立美術館で開催されていた「解剖と変容 アールブリュットの極北へ」展で、ヘンリーダーガーの原画を初めて観ることができて感激しました~。

    日本のアールブリュットにも興味があります。芸術の勉強をしたわけでなく、突き動かされるままに何か表現をするひとに心動かされます。

    ご存知だと思いますが、「郵便配達夫シュヴァルの理想宮もお好きではないでしょうか??
    澁澤さんの本で出会い衝撃を受けました。

    いつか自分の部屋を、自分で描いた絵や、創った人形でいっぱいに埋め尽くすのが夢です~。

    それでは、また!

    角田潤子

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  2. 角田さま

    いつもコメントくださりありがとうございます!
    ヘンリー・ダーガーの原画をご覧になっていたとはさすがですね。
    (兵庫県立美術館はいつもユニークな展示をしてくれますね)

    一昨年、札幌で日本のアールブリュットのこじんまりとした展示がありまして、
    ただごとではない集中力で仕上げた作品は強く心に残りました。
    私自身はアーティストではなく職人なので、思考優先のモノ作りです。
    本能の赴くまま、どこまでも広がるイマジネーションには敬服します。

    私はアートが専門ではないのでわからないことが多いのですが、
    ヘンリー・ダーガーの本の表紙が目に入ったとたん、
    ただ事ではない何かを感じまして、やはり買ってよかった、
    知って良かったと思いました。

    「郵便配達夫シュヴァルの理想宮」
    は初めて聞きました。
    なにやらこれも面白そうですね。
    ちょっと調べてみます(笑)

    興味深い情報ありがとうございました!

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