気分転換に映画を観てきたのです。
「さよなら、アドルフ」
第二次大戦後のドイツが舞台。
ナチの高官の子どもたちの戦後を描いた作品で、
14歳の少女ローレが主人公。
両親が連合国に拘束されたため、妹・双子の弟・赤ちゃん(弟)を連れて
900キロ離れた場所に住む祖母の家を目指すのですが・・・
映像がそれは美しく、
誇張のない作りでとても良い作品だと思います。
‘意外に残酷なシーンが多い’という書き込みを見ましたが、
戦後の描写としてはありえる範囲の表現です。
分かりづらい部分もありますが、
ナチスの残虐行為を敗戦後に初めて知り、
過酷な状況の中で大人になっていく少女の葛藤を描いた秀作です。
2時間の拘束がちっとも苦にならない作品ですが、
ハリウッド映画のように娯楽性の高い作品を好む方には不向きです。



0 件のコメント:
コメントを投稿