「ヤノマミ」
著 : 国分 拓 発行 : 新潮文庫
アマゾンに生きる先住民・ヤノマミ。
1万年前と同じ暮らしをしている狩猟民族。
NHKでたまたま見たのは、
トランス状態にあったヤノマミのシャーマン(男性)の姿。
夜にこんなの見ちゃったら寝られなくなる・・・と、心底怖くなり、
テレビを消したものの、心にずっと残っていました。
ヤノマミ族の風習として有名なのが、
母親が生まれたばかりの嬰児を「人間」として育てるか、
「精霊」として自然に還すか(つまりは葉による嬰児殺し)選択すること。
‘種’として生き延びていくための究極の選択は、
現代の価値観で判断できないし、してはいけないことでしょう。
NHKの取材班はすごいですね。
凶暴といわれる1万年前続く価値観の人たちの波長に近づき
わずかであれ何かを共感・共有する。
信頼関係がなければ出産場面の撮影なんてありえないでしょうから。
この強烈な体験をされた事実に拍手をおくります!



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