2013年11月30日土曜日

研ぎ師 職人というクール・ジャパン

研ぎ師に預けておいたハサミを受け取りに行って来ました。


お話を伺って知ったのですが、研ぎ師の小林さんは東京の方。
お父様も(研ぎ師ではないけど)職人だったそうです。

そのお父様は「蒔絵」の職人で、
まだ日本にペンキが入って来る前の時代、
時計の文字盤の文字を蒔絵で施していたそうです!

たとえば、銀座和光の時計塔の文字盤や、
高級な海外の時計の文字盤も。

これぞ、クール・ジャパンです。

「アート」という概念は本来日本にあったものではなく、
明治に入って岡倉天心などによりもたらされたのだと聞いたことがあります。

江戸時代に「美術」とか「芸術」なんていってないはずで、
すべて「職人」ワザだったことでしょう。

生人形のことを調べてみてわかったのですが、
江戸時代の職人の技というのは誇張なく、超絶技巧です。

おそらく、日本の職人技に相当するような、
西洋の概念がないのではないか?
なので、日本の職人技もすべて彼らはアートだ、クールだ
と、言っているような、そんな気がしたのです。



貴重な手研ぎの技術をお持ちの小林さん、
現在お弟子さんはなく、このままでは後継者がいなくなるそうです。

若者たち、大企業など狙わず、
どうか日本の技に気がついて!
どの国も垂涎の技が、私たちの日本にあるのに。

世界で通用するどころか世界一の技術が
そこここにあるのに。

「僕が簡単に研いでるように見えるみたいだけど、
職人ってラクして儲けるような仕事の対極なんです。

でも、マニュアル通りに研いでるわけじゃなく、
使う人のこと考えたり、新しい素材に対応して
親方とはまた違った自分なりの方法考えたりね。

そんなちいさなことから
ぼくらはいろんな勉強をさせてもらってるんだと思う。
もし生まれ変わりが本当にあるんだとしたら、
それが次の人生に繋がってるんだと思うよ」



胸を熱くしつつ、ハサミを受け取って帰宅しました。






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